小笠原の歴史から考える、東京の島々に暮らす人々のアイデンティティと日常風景
(T3 PHOTO FESTIVAL TOKYO 2022×Liberalarts Lab)
・トーク概要
東京都の島でありながらたどりつくにはフェリーで24時間を擁する小笠原。その知られざる歴史とそれを宿す人々を13年間に渡って撮影し続けている、長沢慎一郎。
一方、著書・編著書に『ニッポンのマツリズム』『ニッポン大音頭時代』などがある、世界各地のダンスミュージックや祭り文化を追いかけるライター、大石始をゲストに迎えてトークを行う。
長沢がどのようにして小笠原の先住民と出会い、彼らの姿を写真に収めたのか、東京スクエアガーデンに展示された『The Bonin Islanders』の作品解説を交えながら、東京の島々にも知見のある大石とともに、小笠原先住民のアイデンティティーとは何か、「国」ではなく「島」への帰属意識、ルーツではなく、ルートから見える島民の歴史、日常風景を考察していきます。