2022年10月2日(日)〜5日(水)小笠原諸島父島Hotel Patinnで写真展を開催します。大判写真3点を含めた計34点の写真に加え、23年間の占領時代の、The Bonin Islandersの写真を70点プロジェクターで投影いたします。
2008年から通い続けた小笠原諸島父島The Bonin Islandersでの開催、被写体になっていただいた方、島でお世話になった方、島で暮らす方々に観ていただけること、とても嬉しく思います。
「Bonin Islanders のお二人と 地元中学生のディスカッション」
10月5日
展示期間中、展示会場にて、戦後23年間の米海軍占領時代に父島で生まれ、生活していた Bonin Islanders のお二人
瀬堀ロッキ(Rocky Savory)さん
上部フローラ(Flora Webb)さん
をお招きし、小笠原父島の中学2年生の生徒たちとのディスカッションを行ないました。
授業の一環として生徒たちは「The Binin Islnaders」の写真展、占領時代の父島のスライドを見て、お二人に質問をしました。
返還前後には様々な問題が起こったことをお二人はお話してくれました。特に言語に関しては大きな問題があったということです。
瀬堀ロッキさんのお話しでは、
返還前は英語でアメリカの教育を受けていたが、返還後からは日本語で日本の教育を受ることに。同じ家族でも、歳の離れている兄弟では話す言語が変わってしまったという。返還前に教育を終えた年代の多くの人が、アメリカに渡り、家族が離れ離れになってしまった。アメリカの教育、日本の教育のどちらも中途半端にしか受けられない年代もあった。
生徒たちは、当時の写真を観ながら、お二人の占領時代のお話しに熱心に耳を傾けていました。